胸郭出口症候群
12月21日の日曜日にカイロプラクティックのセミナーに行ってきました。
今回のテーマは「腕神経叢と頸椎椎間関節のアジャスト」のタイトルで一般の方にはいささかわかりにくいですが、早い話が首から肩、そして腕にかけてのトラブルに関しての対処方法の講習会です。
首の側面から肩そして腕にかけての痛みやしびれが起こり、腕が挙げにくくなったなどの症状は鎖骨の下を通っているこの腕神経叢のトラブルが原因で起こるケースが多くみられます。
原因は様々ですが、昨今の場合増加傾向の一つにパソコンやスマホの操作があります。
長時間に渡り同じ姿勢を続けることにより、首や肩そして腕を支える筋肉が常に緊張状態になって筋肉に張りが起こり周辺の血管や神経を絞扼(締め付け)し始めます。
この状態でひどくなれば首の張りや肩こりはもちろん、腕の痛みやしびれ、腕の拳上障害までも引き起こします。
症状が強くなればカイロプラクティックの施術など何らかの対応が必要となりますが、軽度であれば体操やストレッチをすれば症状は緩和できます。
まずはパソコンやスマホを長時間使用する時は30分から1時間に1度くらいで上半身の軽い体操かストレッチをして、首や肩周りの筋肉をリラックスさせてあげることが望ましいです。
職場などでなかなか離席できず体操やストレッチなんて無理な方、肩甲骨だけでも動かして血行を良くして筋肉が固まらないよう工夫しましょう。
上記の症状で整形外科に行くとタイトルにある「胸郭出口症候群」と診断されるケースが多く、軽度なら首の牽引やホットパックなどの保存療法、痛みが強くなれば神経ブロック注射などで対処しています。
カイロプラクティックでは硬くなった筋肉などの軟部組織に柔軟性を回復させて神経や血管などの締め付けを解放し、痛みやしびれを緩和させて腕の可動域も戻します。
早めの対応なら短期間で楽になるでしょう。
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